フリーランスエンジニアにおすすめの副業
近年では会社員でも副業を行う人は少なくなく、副業の種類もかなり多岐に渡ります。
中には本業以上の収入を副業で得、豊かな生活を送っている人もいます。
フリーランスのエンジニアは給料こそ高めではありますが、安定している立場とは言えず、稼げるときに少しでも稼ぎたいと思う物です。
もし現場に入れなかったとしても、本業とは別に副業があれば、そちらの方で仕事を頑張って代わりの収入を確保する事が出来ます。
副業を行う事で現場に入れなかった時の不安を少しは解消する事が出来ます。
そもそも副業は本当に要るのか?
初っ端から身もふたもない事を言いますが、副業は本当に必要不可欠かと言われると、そんなことはありません。
本業で沢山稼いでいれば副業なんて行う必要はありませんし、一日のうち8時間は最低でも関わらなければならないので、本業の方の時給単価を上げた方が効率的です。
怪しげなダイレクトメールには何の才能もない俺が月百万、というような記事がよくありますが、それとは裏腹にそもそも副業で沢山稼げる人、というのは往々にして本業でも確固たる立場と実力を持っている人が多いです。
楽して稼げる、なんてことはあり得ないという事を肝に銘じなければなりません。
それなりのお金を稼ぐにはそれなりの苦労や努力が必要になります。
よって後述するように、きちんと出口戦略を決めておかないと、早いうちに収入が頭打ちになります。
おすすめの副業、それぞれの詳細
副業を行う際は、必ず出口戦略を定めておかないといけません。
でないと大して稼げないですし、最悪の場合副業に忙殺されて本業が圧迫される、というケースもあり得ます。
ITエンジニアは副業と本業を結び付けやすいのが、職業としての1つの強みです。
よって本業の能力も高めつつ、それを副業に活かし、その副業の経験を本業にも活かす、というような戦略の元で副業を選択し、実施すべきです。
かくいう筆者も、本業の収入を伸ばせる、つまりエンジニアとしての能力をきちんと伸ばせられるようなコンセプトのもと、副業を選択して毎日実施しています。
クラウドワーカー
ITエンジニアと言えば、プログラミングです。そのプログラミングをする事によって副収入を得ることが出来ます。
クラウドワークス等にはシステムやアプリケーションの改修や開発の案件が山ほどあります。
プログラマーは勿論、上流工程のエンジニアもプログラミングの能力や知識を高めることでエンジニアとしての単価や実力を高めることが出来ます。
自分のスキルと企業の求めるスキルがマッチする事は簡単ではありませんが、成約すればかなりの報酬を見込める事も少なくありません。
ただサイト運営者支払うマージンも少なくありませんし、報酬の高い物は相応に労働量も多くなります。
講師
人に教える、というのは人に知識を与える以上に自分の知識が整理され、教える側にもメリットがあります。
事実、オランダなどの学校では成績上位の子が成績下位の子に勉強を教えることで、成績下位の子の学力が向上し、教える側の学力も向上する、という相乗効果が発揮されています。
これはIT界隈でも共通して言えます。
クラウドワークス等でも講師の仕事が募集されています。
またこの仕事を通じてエンジニアの卵とコネクションを作っておく事で、将来SESやSIerのビジネスに繋げることが出来ます。
ライター
自分の知識を整理する方法は、人に教えるだけでなく、文字に書く、と言う方法もあります。
現場で感じたことや、反省、勉強の調子などをブログにあげることで、自分のスキルや売りを整理する事が出来ますし、ブログでの広告収入も期待できます。
1年程、継続的に記事をコツコツとアップし続ける必要はありますが、うまく行けばアフィリエイト収入などの不労所得になる可能性もあります。
勿論、プログラミング等のIT技術に関する知識の解説を上げるのも良いです。
クラウドワークスでもライティングの案件は沢山あります。
また、日本のエンジニアの最大の弱点の一つとしてドキュメント能力があげられます。
その弱点を解決する唯一の方法は、何かしらの文章を書き続ける事です。日本語のなっていない文章や誤字脱字のある文章は当然差し戻しになるので、こまめに自分のライティング能力を確かめることが出来ます。
つまりライティングという副業によって、エンジニアとしての単価を高めることも可能になります。
営業
お金を稼ぐ、という事への最も安直と言えるイメージが、物を売る、つまり営業活動です。
物を売ると言っても、売る物は様々で有形無形限りません。人間の労力を売る事も出来ます。所謂SESの事業です。
ITの営業をする事で、現在のIT技術のトレンドを知る事も出来るので、エンジニアとしても有益です。
また、営業をする事でコミュニケーション能力も鍛えられます。
ハードウェアのエンジニア
ソフトウェアのエンジニアは当然ながらプログラミング等のソフトウェアを中心に扱うので、ハードウェアはあまり扱いません。
しかし、ハードウェアについて勉強する事はソフトウェアのエンジニアにとっても大事な事です。
サーバの働きやネットワークの構成などを知る事は開発、インフラ問わずソフトウェアエンジニアの成長にとって大切です。
そこで、サーバーを設置する会社などに嘱託の職員として働くことが出来ればソフトウェアのエンジニアとしての実力を上げるだけでなく、安定した収入にする事も出来ます。
お勧めしない副業はどのような物か
お勧めできない副業に共通して言える事が、仕事を通して得られる能力がエンジニアとしての能力とは関係ない、という事です。
会社員のようなルーティンワーク、若しくは会社の名前と実績、と言う下駄を履かせてくれるような仕事でも、一人前になるには最低三年かかります。しかも1日8時間、年間200日以上働いてようやく、です。
エンジニアとしての仕事を一日最低8時間やるのとは別の時間で、全く関係ない仕事で一人前になろうとすると、とても3年では足りないでしょう。安定収入など夢のまた夢です。
物販やFX、株のデイトレードなど、すぐにでも出来る、しかしハイリスクな仕事に至ってはお金を稼ぐどころか自己研鑽や自己投資に回せるはずだったお金を失うリスクさえあります。
副業とは如何なるものか
副業、と言う物は単純なお金儲けの手段、と安直に考えるのではなく、自分の能力を高めるためのツール、と考えるべきです。
これは本業の仕事でも共通して言える事ではないでしょうか。
単に楽だから、お金を沢山稼げるから、という理由では安定して長期的に稼げる、というのは難しいです。
副業であれ本業であれ、お金を稼ぐと言うのは本来とても大変な事なので、長期的なプランを持って副業をすべきです。