フリーランスエンジニアになって後悔する人
2021/09/06
人には誰しも向き不向きという物があり、それはフリーランスエンジニアも同じです。
フリーランスのエンジニアに向いておらず、会社員でいた方が良い人もたくさんいます。
これから書く事の中には悪口のような物も少しあります。
ただ勘違いして欲しくない事が1つあり、フリーランスのエンジニアにメリットがあるのと同時に、会社員のエンジニアにもメリットがある、という事は忘れないでほしいです。
会社員ならローンが組めますし、安定した収入が見込めます。
また組織で仕事をする事によって社会貢献度の大きな仕事も出来ます。
決して会社員はフリーランスよりも蔑まれて当然、という意図で書いてあるわけではありません。
フリーランスエンジニアになって後悔する人の具体的な特徴
人間意外と自分に都合の良い生き物なので、生活習慣や単純に出来るかできないか、というような点に着目して例をあげていきたいと思います。
行動力の無い人、自分に甘い人、等の抽象的な意見は、考えようによって何とでも自分の都合の良い方向に解釈できるので割愛します。
また、遅刻が多い、言葉よりも先に手が出る等、仕事をする以前の人としてどうなのかという問題も割愛します。
最低1時間以上の時間を毎日作れない人
フリーランスエンジニアの生命線は自己研鑽ですが、自己研鑽をするにはある程度纏まった時間が必要です。
ITの技術は理解するのも難しいですし、覚えなければならない量も膨大になります。
また一度覚えればそれで終わりという訳では無く、ITの技術は日々進化していますので、毎日勉強しなければなりません。
IT技術のトレンドに乗り遅れないためには、どんなに理解力のある人でも毎日最低1時間は必要です。
もし毎日最低1時間確保出来ないのなら、絶対にフリーランスのエンジニアになるべきではないです。
タクシーを絶対に使わない
1つ先に行っておきますが、本当のお金持ちというのは意外にもケチであり、電車や徒歩で行けるのにわざわざタクシーは使いません。
ビルゲイツも日本への出張の際、飛行機のチケットがビジネスクラスであったことに腹を立て、こんな無駄遣いはすぐに辞めろ、と注意したほどです。
ここで言いたいのは、タクシーを使わなかった事に対するデメリットとタクシー料金を天秤にかけられるか、という事です。
人は誰しもミスを犯しますし、人身事故等の想定外の事故も起こります。
もし大切な商談の時に想定外のミスや人身事故が起こった場合、安易に遅刻の連絡を送るよりもタクシーでも何でも使って商談に間に合わせる方が、商談成立の可能性は高いのは明白です。
お金と信頼関係、この2つを天秤にかけられない人はフリーランスに向きません。
1万円手に入れたとき、投資ではなく貯金をする
フリーランスのエンジニアは自己研鑽が必要ですが、自己研鑽にもお金がかかります。
もし自己研鑽を行わない場合、単価は上がりませんし、それどころか下がってしまいます。
また、ネット上で調べた情報だけは質、量ともに不十分です。
体系化された、理解出来る情報を手に入れるためにはある程度のお金が必要です。
加えて、IT関連の資格を取る時の資格料金や書籍代、スクール代などは高価である事が多いです。
しかし正しく努力をすれば、費用を極めて短期間で取り返す事も可能です。
1万円を全て自己投資に回し、半年後に単価を1.5万円上げるという気持ちや感覚が理解できない人はフリーランスのエンジニアに向いていません。
ここで言う投資は、怪しげな事業投資や仮想通貨は含んでおらず、あくまでも自分の知識や技術に対しての投資を言っています。
週1回以上昼飲みをしている
人間、息抜きは必ず必要ですし、好きな人や仲の良い人との昼飲みは非常に楽しいですが、たまにやるから良いのです。
もし昼のみを週1回以上しており、これから辞める自信がない人はフリーランスのエンジニアには向きません。
理由としては自己研鑽の貴重な時間が削られるからです。
そして昼にお酒を飲むことによって、その日の夜も勉強や仕事をする事が非常に難しくなります。
どんなにお酒に強い人でも、お酒を飲む事によって理解力や判断力が少なからず鈍ります。
また健康へのリスクも高めますので、昼飲みは月に1回程度に留めなければなりません。
個人情報が書いてある紙等をそのまま捨てる、スマホやパソコンをレストラン等の机に置いたまま離席する
これはフリーランスに限った話ではありませんが、ITエンジニアは情報関連の業種に振り分けられるので、個人情報を粗末に扱う人はITエンジニア失格です。
個人情報を粗末に扱うエンジニアは、ブクブクに太ったスポーツトレーナーや借金返済を滞納している銀行員と同じくらい質が悪いです。
上記のようなスポーツトレーナーや銀行員に仕事を頼みたいと思う人はいないはずです。
個人情報は自分の物も他人の物も大切に扱うべきです。
個人情報が書かれた紙等は必ずシュレッダーにかけるか墨などにつけて読み取り不可能にすべきですし、スマホやパソコンは外では肌身離さず持つべきです。
もし業務上で知りえた知識を不用意に拡散した場合、莫大な金銭を請求されるとともに、公私問わず周囲の人間に甚大な迷惑をかけてしまいます。
生涯同じ仕事をやっていたい
IT技術は日々の技術革新が早く、ついこの前まで流行っていた技術が廃れたり、需要が激減する事は珍しくありません。
これはプログラミング言語等の技術に限った話だけでなく、職種や工程にも言える事です。
IT業界は人手不足、と今も昔もメディアは騒いでいますが、実際の所はもっと複雑です。
昨今の新型コロナのパンデミックにより、プログラマーやヘルプデスク等の下流工程の仕事や案件は一気に蒸発し、完全に労働力の供給過多です。
それに対して要件定義や設計、顧客との折衝等の仕事は相変わらず深刻な人手不足の状況です。
つまりどんどん仕事内容を高度な物に変えていく気概が無いと、フリーランスのシステムエンジニアではお仕事を貰う事が出来なくなります。
会社員の場合ですとそれでも何とか仕事の面倒を見てもらう事も出来ますし、何より毎月安定した給与を貰えますが、フリーランスの場合そうはいきません。
活字の本を読まない
IT技術の書籍は基本的に記載してある文字数が多い上に内容も難しく、何度も読み直さないと理解できないので、何度も読み直す習慣が無い人は自己研鑽が出来ません。
漫画や雑誌、動画などは絵や写真の量が圧倒的に多く、視覚的に情報を把握出来、記憶にも残りやすいので読み直すという習慣が生まれにくいです。
対して活字の本は何回か読み直さないと内容がなかなか把握できません。
近年は漫画で描かれたIT技術の書籍も出版され、確かに読みやすさや覚えやすさは格段に上がっていますが、それでも文字の数はそれなりに多く、難易度も高いので何回か読み直す事が必要です。
自己投資は努力に加えて時間もかける事でより高いリターンが期待できるようになります。
人脈を切り捨てられない
友達や知り合いを見捨てられない、と言っている人が多くいますが、全ての友達や知り合いがプラスに働くわけではありません。
マウントを取りたい、若しくは自分一人取り残された気分になりたくない、というつまらない理由で足を引っ張ってくる輩は残念ながらどこのコミュニティにもいます。
男女問わず所謂メンヘラじみた人と交流していると心身共に消耗してしまいますし、詐欺まがいの案件やマルチ商法等を強引に紹介してくる人もいます。
フリーランスになった場合、いざという時に頼れるのは自分だけです。上記のような友人は慰めの言葉位はかけてくれるかもしれませんが、絶対に助けてくれません。
また、今までの人脈やコミュニティを卒業してより収入や社会的ポジションの高い人達のコミュニティに飛び込まない限り、新たな価値観やモチベーションは絶対に生まれません。
余程特殊な事情が無い限り家族との縁は極力切るべきではないですが、友人関係に関しては時には一気に切り捨ててしまう覚悟も必要です。
FXや株のデイトレードをしている
資産の1つとして外貨や株を持つ事は悪くないですし、寧ろ推奨したいくらいですが、それを数日単位、数時間単位で取引をしている人はフリーランスのシステムエンジニアに向いていません。
何度も言うように、フリーランスのシステムエンジニアの生命線は自己研鑽です。
FXや株のデイトレードをしていると、パソコンの取引画面に釘付けになってしまい、ITの勉強に集中できません。
FXになると真夜中に取引をせざるを得ない事も出てくるので、睡眠時間まで削られてしまい、更に自己研鑽が阻害されてしまいます。
FXや株のデイトレードの原資にしているお金を自己投資に回した方が、確実かつ短時間で回収できリターンも大きなものになります。
この感覚がわからないうちは、フリーランスのエンジニアはお勧めできません。
携帯ゲームや漫画アプリが大好き
スマホは非常に便利でパソコンにも負けない性能を持っており、スマホ1台で仕事を完結できるくらいですが、その便利さが時には仇となります。
自宅には数々の誘惑があります。ゲーム機やテレビ、パソコンや集めた漫画、アイドルの写真集や各種の雑誌などが誘惑してきます。
上記のような経験は誰しもあると思います。よって、受験の時の勉強場所はカフェや図書館が専らだったという人は少なくないと思います。
もし携帯ゲームや漫画アプリをスマホにインストールしている場合、四六時中場所も関係なくそれらがあなたを誘惑してきます。