フリーランスエンジニアが考える、収入の上げ方
重くなる税金に、進む円安。収入を上げる、という行為は最早死活問題です。
また税金に関しては今後軽くなることは無いでしょうし、おまけに税金を重くするのは様々な意味で正しい行為です。
これ以上大盤振る舞いをするわけにもいかないですし、そもそも日本の税金は欧州諸国に比べるとまだまだ安いです。
という訳なので、今回は収入の上げ方を紹介していきたいと思います。
そもそも収入を上げられる人とは?
はっきり言ってしまうと、絶対に機械に代わりにならない人です。
それはそうだと思う人はいっぱいいると思いますが、これが意外と普通の人にはできません。というかはっきり言って殆どの人は機械以下です。
機械はお金を掛けてソフトや新しいアプリをインストールしないと出来る仕事のレベルも上がらなければ領域も広がりません。不測の事態に陥ったら完全に指示待ちです。つまり自主性が皆無なのです。そして自分は自主性が皆無だと言う自覚もありません。
機械なら自主性が無い代わりにほっておいてもまじめに働きます。対して自主性もなければ真面目さもない人間は沢山います。そしてそういう人間ほど自分はまじめに働いている、一生懸命やっていると思いがちです。
仕事を頑張ろう、質を上げよう、チームに貢献しよう、と言うのは自主性です。そしてその自主性を育てるのは自覚です。収入を上げようと思っているのならばお金が大好きだと自覚しましょう。白い目で見てくる人もいるかもしれませんが、そんな事を気にしなくなるためにも、強く自覚をしましょう。
自覚と自主性を持つ。これが機械の代わりにならない人の第一条件です。
副業を行う
何度かこのブログでも紹介していますが、手っ取り早く収入を伸ばすなら副業をおこなぅのが良いです。
IT関連の物だけでも、プログラミングやテストなど、かなり多岐に渡る副業の案件があります。
副業の経験が無くても、それなりに頑張って尚且つ仕事に支障が生じない範囲で時間もかければ月2,3万円ほどは稼げます。
月2,3万円でも一年経てば20万円から30万円ほどの差がつくので、年収ベースで見ればかなり大きな差だと思います。
仕事の腕を上げる
筆者に言わせてもらえば、仕事の腕を上げる方が副業を行うよりもずっと確実かつ大きな額を稼ぐことが出来ます。
副業と本業で年収1000万円到達した会社員などあまり聞いた事がありませんが、本業で1000万円に到達した会社員は沢山います。もちろんこれはフリーランスだろうが経営者だろうが同じ事です。
この章では仕事の腕を上げる、とは具体的にどのような事なのかを細かく解説していきたいと思います。
実力を上げる
営業であれば売り上げや粗利の額を伸ばし、技術者であるならより専門的な知識を養う事で、仕事の実力を上げる事が出来ます。
両者に共通して言える事は言うまでも無く、会社に貢献している、つまり会社にコスト以上の利益を生み出している事です。
会社やその経営者も鬼ではありません。きちんと貢献している人には手当や給与のアップなど、それなりの対価を払います。これはフリーランスなどの外注職員に関しては特にそう言えます。
給料分の支出が増える事よりも、優秀な職員が他の会社の現場に強奪される方が損害が大きいのです。
もし上記のような事を理解していない会社にお勤めなら、転職をする事をおすすめします。不景気な世の中でも、優秀な人間は必ず好待遇な職場に行く事が出来ますので、ご安心ください。、
資格を取る
資格を取る事で、フリーランスや個人事業主であれば新しい仕事を始める事が出来ますし、会社員なら資格手当などに反映されて収入が上がります。
フリーランスのITエンジニアであれば入場面談で、入場できる確率と入場した時の待遇、両方の面で有利になります。会社員であれば転職の際により好条件な企業に転職する事が出来ます。
また、業務経験のない領域の仕事でも資格を取る事で、実際に働く事が出来るようになります。
時間とお金は相応にかかりますが、かなり効率的に元本を回収できるのは、私のブログでも以前に紹介した記事の通りです。
仕事の幅を広げる
特にフリーランスのITエンジニアなどの技術職の場合、仕事の幅を広げる事で、より経験豊富なエンジニアだという印象を与える事が出来、単価を上げる事が出来ます。
OSやネットワークの事がわかっている開発エンジニア、若しくはその逆でJavaやDBの事を熟知しているインフラエンジニアはどこの現場に行っても重宝されます。
勿論、仕事の幅を広げる事でより多くの現場を選ぶ事が出来るので、より好条件の現場を選択する事が出来ます。
より高い次元の仕事をする
より高い次元、ITエンジニアで言うと、上流工程に行く事で給与が上がります。
プログラマーよりも、要件定義や設計をする職種の方が収入は高い傾向にあります。
これは何もITに限った話ではないと思います。工場の工員よりも、工場で作る製品のデザインや設計をする職種の方が何倍も待遇は良いでしょう。
そのためにも業務経験と共に、継続的な勉強が必要になります。
後輩を育てる立ち位置になる
ITエンジニアで言うとプロジェクトマネージャーやリーダーなど、言わば管理職になると給与は上がります。
会社から見ても、優秀な人間が1人よりも複数人いた方がありがたいですし、利益も上げられます。そしてその優秀な人間を育てた人間にも、その利益の一部が還元されるという訳です。
人を育てる、と言うのは難易度の高い仕事でもあるので
また日本の文化として、プレイヤーとして優秀な場合、良質なノウハウを持っているとみなされるため、それを伝えさせるために管理職などの人を育てる立場を任されやすいです。
(実際は、他人を育てるのと自分を育てるのは次元が違う話です。プレイヤーとしては優秀でも人を育てるのが下手な人間が沢山いるのはプロスポーツを見ていれば一目瞭然ですし、逆もまた然りです。)
経営者になる
「より高い次元の仕事をする」「後輩を育てる立ち位置になる」の究極系ともいえる給与の上げ方が経営者になる事でしょう。
実際、「より高い次元の仕事をする」、「後輩を育てる立ち位置になる」という仕事を極めた人が社長として成功しています。
経営者になるといくつもの部門の面倒を見なくてはいけないので、その苦労は会社員だった時のそれとは比べ物になりません。
しかし、仮に失敗しても非常に貴重な経験が出来ますし、成功すれば精神的にも物理的にも大きな対価を得る事が出来るので、やる価値はあります。
寧ろ老若男女関係なく、必ず目指すべき夢と言えます。
どんな時代でも、収入を伸ばす手はある
確かに今の世の中は新型コロナの影響もあってかなりの不景気ですが、今あげた手段はどんな時代でも関係なくやれるはずです。
目の前の事にいっぱいいっぱいになり、余裕をなくすと希望が見えなくなりますが、どんな時でも何かしらの希望はある物です。また、思い切った手段も取りにくくなります。
しかし個人的には思うのは、こんなご時世だからこそ思い切った事をやらなければ事態は好転しないと思います。
例えば今フリーランスのITエンジニアになるなんて危険すぎる、という人は沢山いますが、実際の所、DXやIoTが叫ばれている今だからこそ優秀なエンジニアは引っ張りだこです。そして勿論好待遇です。
もしフリーランスになる事に迷っている方がいたら、ご相談頂ければ私としても幸いです。