HTMLが実践で使えるレベルとは?
2021/11/03
フロント側のプログラマーの需要は高いとは言えず、これからも高くなるどころか今よりもさらに低くなることが予想されます。
とはいうものの、サーバーサイドのプログラミング言語を使用していると、フロント側のプログラミング言語を業務で使用する機会も多くなります。
需要が高いと言えないのは、フロント側の言語専任のプログラマー、つまりフロントエンジニアの事で、サーバーサイドのプログラマーがフロント側の言語も使えるとエンジニアとしての価値を上げる事が出来ます。
そこで、今回はフロント側のプログラミング言語の代表格であるHTMLが業務で使えるレベルについて解説していきたいと思います。
将来フロントエンジニアになりたい、と言う人も参考がてら一読して頂けると幸いです。
兼任が第一条件
HTMLは、何度も言う通りサーバーサイドの言語と併用する事が業務上での第一条件です。
よって、エンジニアとして仕事をするのであれば、はっきり言ってそこまで高度な技術を持たなくても、業務が充分に出来ます。(HPのデザイナー等でしたら話は別です。)
実際、それなりの高給を取っているサーバーサイドのエンジニアも、フロント側の言語は書くのも把握するのも苦手と言う人は少なくありません。
業務で評価される知識
散々HTMLの事をディスってますが、全く業務で評価されない言語、という訳ではありません。
以下に上げるものが出来た場合、業務でも評価されます。
レスポンシブに出来る
スマホならスマホ用の、パソコンならパソコン用の画面に収まるようなデザインの方が当然使い勝手が良いです。
サーバーサイドのエンジニアでもこの辺のコーディング方法は知っておいた方が良いです。
この知識がしっかり固まっていないと画面レイアウトが崩れてしまい、サービスの可用性を下げてしまいます。
サーバーから取得した物を表示できる
基本的に業務で使用するアプリケーションやWebサービスは動的画面、つまり使用者や仕様タイミングによって表示する内容を変える必要があります。
その表示内容のもととなるデータは、サーバーサイドで算出された値であったり、DBから取得したデータになります。
従って、HTMLでもサーバーから取得したデータや値を受け取って画面に表示する技術が必要があります。
条件分岐
前述したように業務で使用するアプリケーションやWebサービスは動的画面になりますので、HTMLの方でも条件分岐が出来るとより多彩な画面が出せるようになります。
例えば、アクセスする時間によって画面の表示内容の大部分を変化させる、等の場合はHTMLのコードの中に条件分岐を記載しておくものです。
また、後述する検索結果のリストを表示する時にもし何も検索されなかったらこんな文言を出そう、と言うような状況の時にこの条件分岐が役に立ちます。
検索結果のリスト化
会社の社員の検索などをした際、例えば1980年生まれと検索したら、1980年生まれの社員が綺麗に整列された状態で表示され、最後尾には余分なスペース等が無い方が見栄えが良いです。
これがリストです。更にリスト化した検索結果にグリッド線などを設けた方が、更に見やすくなる事でしょう。
検索機能がある社内システムは珍しくないので、此方も覚えておいた方が良いです。
これだけ
JavaやSQLと比べて圧倒的に少ないのですが、これだけです。筆者自身もせいぜいこのくらいしか使えませんが、普通にプログラマーとして現場で仕事を出来ました。
個人的にHTMLは勉強するのは案外難しいので、コスパが良いとは言えません。
また、業務ではゼロからホームページを作成するなどと言う事はありません。プログラミングスクールなどでは最終課題として自分のホームページを作らせる所もあるらしいですが、はっきり言って無駄です。
ITの知識や経験が、と言うかもしれませんが、そんなの一刻も早く現場で仕事をした方が良いに決まっています。
自分のホームページを作りたい、それを仕事に活かした仕事を必ずしたい、と言う確固たる目標が無い限りはそこまで深く勉強しなくても大丈夫です。
需要が少ない所は最低限で
もちろん、出来ないよりは出来た方が良いですし、HTMLも出来ないと開発の現場で困ります。
しかし、何度も言う通り最低限の事が出来ればそこまで不自由しません。
今回のブログでは、要はHTMLは最低限の事が出来れば良い、という事をわかって頂ければと思います。
それでもフロントエンジニアになりたい人へ
それでもフロントエンジニアになりたいという人は一定数いると思いますが、そういう人は他のスキルを他のスキルも身につけましょう。
例えば動画の編集や、デザインスキル、勿論サーバーサイドのスキルでも良いです。
とてもではありませんが、HTMLだけでは食べていけません。フロントに特化しつつも希少性のある技術を身に着けるべきです。
筆者自身はサーバーサイドエンジニアですが、フロントエンジニアの相談も乗れると思いますので、もしお悩みの際は是非試しにご相談を!