フリーランスエンジニア の教科書

フリーランスエンジニアになるための情報をまとめました

キャリアアップ

地方在住者がフリーランスエンジニアになる方法

2021/09/06

フリーランスのシステムエンジニアは、東京や大阪、名古屋等の大都市圏の在住者に多いです。

しかし昨今の新型コロナによる影響で在宅勤務が可能になり、しかもこれからも続けていくと公言している会社も多いので、地方在住者でもフリーランスのエンジニアになる道が以前よりも開けてきました。

スキルも業務経験も豊富にあるが、田舎に住んでいるので中々フリーランスのシステムエンジニアに成れなかった、という人にもフリーランスという生き方への門戸が開かれるようになりました。

また、この記事は育児や介護などで長時間家を空けるのが厳しいが、仕事、特にIT業界で仕事をしたい、という人にも共通して当てはまります。

ITの知識を蓄える

そもそもITエンジニアとして当たり前の事ですが、ITの知識やスキルを蓄えることは重要です。

またいくら在宅勤務が増えたからといっても、直接対面で仕事が出来る人の方が企業としては有り難い話です。

実際に仕事をしていても、特に上流工程の仕事になると直接の対面で仕事をした方がはかどります。

ログの調査やデータベースの操作等、セキュリティの関係で出社しないとこなせない業務もまだまだ沢山ある、という事情もあります。

地方在住者は頻繁に出社できないので、それだけ担当できる業務内容の幅が狭いというハンデを抱えているので、このハンデをカバーできるくらいの知識やスキルが必要です。

リモートワークで出来る仕事が何かを把握しておく

地方都市在住者がフリーランスのエンジニアとして働こうとすると、働き方はリモートワークになる事が多いです。

IT業界は比較的リモートワークがしやすい業界ではありますが、それでもリモートでは出来ない仕事も沢山あります。

前述したログの調査等を行う監視系の案件やデータベース管理の仕事、更にセキュリティ系やテスター系、サーバー構築等の仕事もリモートでは厳しいです。

それに対してプログラミングの仕事や、システムやサーバーの設計等の上流工程の仕事はリモートワークで十分対応が可能な仕事です。

リモートワークで対応可能な分野のスキルを集中的に伸ばせば、案件参画のチャンスが大幅に広がります。

地元のIT企業で経験を積む

フリーランスでシステムエンジニアをやるためには業務経験が必要不可欠なので、まずは働く場所や契約形態を問わず、実際に現場で働くことが必要不可欠です

フリーランスのシステムエンジニアとして仕事を貰えるようになるには最低1年ほどの業務経験が必要になるので、正規雇用か非正規雇用かを問わずに、まずは現場でそれなりに長く働くことが必須です。

業務経験がそれなりにある場合でも、違う仕事に従事していた、長期の休暇を取っていた等の場合はまず地元のIT企業で何らかの業務経験を積んでから、フリーランスになる事をおすすめします。

三京四都のSESの会社にコネクションを作る

フリーランスのエンジニアを求めている案件というのは、人の往来が激しい都市や場所に多くあるので、そこに拠点を置く、フリーランスのシステムエンジニアの案件を仲介している会社とコネクションを持つ事が重要です。

具体的には三京四都、つまり首都圏・関西圏・中京圏、もしくは札幌・仙台・広島・福岡に拠点を持つ会社と繋がりを持ちましょう。(北陸圏の人は新潟、四国の人は広島か関西圏がおすすめです。)

上記の中でしたら、出来るだけ首都圏・関西圏・中京圏の会社とコネクションを作っておいた方が良いです。

上記の場所に拠点を置いてある会社であれば、案件の情報を豊富に持っていますし、顧客とのパイプも太い物になりますので、優良案件に好条件で長期参画をする事も可能です。

三京四都で開催されるビジネス交流会やITセミナーに定期的に参加する

三京四都の会社とコネクションを作る方法として、ビジネス交流会やITセミナーに定期的に参加する事があげられます。

定期的に参加していれば主催者、若しくは参加者に顔を覚えて貰う事が出来、ツテを紹介して貰える可能性があります。

若しくは自分が住んでいる県内、若しくは近くの場所にある良い会社を紹介して貰える可能性もあります。

リモートツールに馴れる

地方在住者がフリーランスエンジニアとして仕事をするには、slackやzoom等のツールが必要不可欠です。

そのslackやzoom等のツールの操作に予め馴れて置けば、リモートでの仕事がはかどります。

チャットツールだけでなく、svnやGitなどのコードやドキュメント管理のシステムの仕組みや操作方法についても慣れておくと、仕事の幅がより広がります。

またツールの使い方だけでなく、リモートで仕事をする際は画面越しでしかコミュニケーションを取れず、独特のやりにくさがあるので、質問方法や状況説明の方法等も考えておくと良いです。

ネット環境を整備する

リモートワークを始める際は、セキュリティを担保するため、ネット環境を整備すべきです。

具体的には会社のPC用のWifiルーターを買うか、仕事をする間はWifiルーターから提供されているネット環境に、仕事用の以外のPCやスマホを繋がないようにすべきです。

ITの現場に行くとまずセキュリティ研修を受けさせられますが、その研修の中に、もしコンピューターウイルスに感染した機器を発見した場合、すぐさまその機器のネットの回線を切断すべき、という教えがあります。

これはネット環境を通じて他のデバイスにコンピューターウイルスを移してしまうからです。

コンピュータウイルス、と言いましたがタブレット端末やスマホも感染させる事が出来るので、注意しましょう。

またネットの回線の接続を仕事用のPCだけにする事で、zoomなどのオンライン会議でノイズや音ズレなどの減少を防ぐ事が出来、快適に仕事をする事が出来ます。

コスパの良いホテルを探しておく

いくらリモートワークが可能といっても、初めから終わりまで全ての仕事をリモートワークで対応してくれる会社は非常にまれです。

そもそも入場した時の手続きや業務用のPCのセットアップの時は出社しないといけませんし、そうでなくとも打ち合わせや大事なプロジェクトのスタート時には意識合わせのために出社しなくてはならない事が多いです。

そんなときのため、上述した三京四都それぞれにコスパの良いビジネスホテルを幾つか見繕っておくと、出費を抑えられます。

ビジネスホテルを探す際はいざという時に業務も出来るよう、セキュリティ管理がしっかり行き届いているネット回線を提供しているかどうかも、必ず確認しておきましょう。

オンライン面談の練習をしておく

リモートワークも独特の感覚ですが、オンライン面談も負けず劣らず、かなり独特な感覚です。

フリーランスのエンジニアが現場に参画して仕事をするためには、まず現場のリーダーさんや上位の会社の営業さんと面談をする必要があります。

地方在住者であれば、その面談はオンラインになる可能性が高まります。

オンライン面談は家の中で完全な外部の人と話し、自分のスキルをアピールするという独特の緊張感があるので、なれや事前準備が必須です。

お互いのカメラの位置によってはどちらかが無視されているような、話しにくい感覚になりますし、背景もきちんと変えておかないと印象を悪くしてしまいます。

リモートワークの練習をする

リモートワークに慣れるためには、まずリモートワークを実際にしてみるのが一番手っ取り早い方法です。

クラウドワークスやランサーズなどのサイトでは新型コロナなどの事情に関係なく、常にリモートワークの案件の募集があります。

クラウドワークス等に掲載されている案件はWEBライターやデータ入力等が最もメジャーですが、プログラミングやシステム設計、IT関連の講師などの案件も豊富に存在します。

リモートワークの練習が出来ることだけでだけでなく、報酬も貰え、何らかのスキルをアップさせる事も出来るのが最大の魅力です。

報酬も相応に安いですがライトな物から、高報酬ですが仕事量や拘束時間が多めの案件まで、案件のバリエーションが兎に角豊富です。

リモートワークに慣れるだけなら必ずしもプログラミングにこだわる必要はなく、Webライターなどの案件もおすすめです。

今まで地方在住者がフリーランスのエンジニアに成るのが難しかった理由

一番の理由としては仕事が無いから、もっと言えば在宅で業務を行う事を許してくれる会社が少なかったからです。

地方の都市は人の往来があまりなく、案件の数が少なく、規模も小さめの物が多いので人手不足という現象がなかなか生まれにくいです。

フリーランスのエンジニアは、人手不足という現象が起こっている現場に働きに行く職業なので、案件の数が少なく、規模も小さめの物が多い地方都市では成るのが難しいです。

また、これまではリモートで働くための設備や研修制度、勤怠管理等もあまり整備されていなかったので、都市部の案件を地方都市でこなす、という働き方も難しかったです。

ピンチをチャンスに

新型コロナウイルスの蔓延のせいで、日本経済は東日本大震災をはるかにしのぐ経済的打撃を受け、ほぼ全ての業界が無視できないダメージを負いました。

IT業界は比較的ダメージが少ない、と言われていますが、レジャーや運輸関連のシステムの商談が立ち消えになる等、決して小さくないダメージを負いました。

しかし同時に、リモートワーク等新たな働き方に対する注目度が高まりました。

このリモートワークが注目されたことにより、居住地に関係なく仕事が出来る環境が整備されつつあります。

上手くいけば物価や土地の値段は安く、給料は高い、という夢のような環境で生活する事も可能です。

フリーランスエンジニアの疑問、質問はこちらからどうぞ



友だち追加

-キャリアアップ