フリーランスエンジニアが教える、後悔しない就活の方法
筆者はフリーランスエンジニアになる前、幾つか転職を経験し、IT企業以外の業界は悉く会いませんでした。そして今ではそもそも会社員自体が向いていないのだ、と思います。
たらればになってしまいますが、始めからITエンジニア、もっと言えばフリーランスエンジニアになっていればもっと収入やキャリアも順調だったのではと思わなくはないです。(ほかの業界でも実際に働いたからこそ、この業界で頑張ろうと思えるのかもしれませんが。)
という事で今回は、フリーランスエンジニアが教える、後悔しない就活の方法を紹介したいと思います。
新卒の人だけでなく、現在転職を考えている人にも役に立てるのではないかと思います。
目的を決める
そもそも何のために仕事をするのかを考える必要があります。
楽しい人生を送りたいから仕事をしたいのか?それとも楽しい人生を送りたいから仕事をしたいのか?
プライベートも充実した物にしたいのか?それともプライベートはそこそこで良いのか?
これらの目的によって取るべき手段、つまり仕事内容が大きく変わります。
安心できる人生を送りたいのか
安心できる人生、つまり安定した収入と充実した保証を求める人は少なくありません。
フリーランスとは真逆の人生ですが、特に女性の場合、このような男性を結婚相手に選ぶ事は多いです。
また、このような仕事につければ社会的な信用が高くなるので、フリーランスとは違った人生の楽しみ方が出来ます。
ローンを組んでマイホームを買ったり、有休を消化して長期の旅行に行きながら給与は変わらない。
いくらフリーランスの方が楽しいと思っている私でも、そのような人生に憧れない事はないと言ったら嘘になります。
楽しい人生を送りたいのか
決まった仕事をし続け、決まった収入を貰うのではなく、仕事の幅も収入も拡大し続けるような人生はとても楽しいです。フリーランスや経営者がこれに該当します。
給料が上がるも下がるも自分次第、上げる方法も自分次第、というのはとてもやりがいがあります。努力次第で年収1000万円を稼ぎ出す事も十分可能です。
上がった収入で私生活を充実させる事も出来るので、公私ともに充実させられます。安定を捨てでもこのような人生を望む人も最近はとても多いです。筆者もその一人ですし。
情報を仕入れる
自分のゴールが決まったら、自分の考えが正しいかを判断する必要があります。また、実現方法なども考えておく事も必要です。
こればかりは自分1人で考えるのではなく、外から情報を仕入れる必要がありますので、どこからどうやって仕入れるかを紹介したいと思います。
また、まずは色々な業界や働き方の実情を知った方が良いと思うので、浅く広くをイメージして、様々な情報を集めると良いでしょう。
経験者に聞く
どんな事柄にも共通して言えますが、経験者にアドバイスをもらった方が有意義な情報が手に入ります。
会社員や公務員の人なら近くにいると思いますし、フリーランスや起業家ならば異業種交流会などに行けば話を聞くことが出来るでしょう。
何れにしろ、その人たちから実情を聞くべきです。
目的達成への本気度が高まるかもしれませんし、実情を知って気が萎えてしまうかもしれません。仮に悪い方向に行ったとしても、事前に色々知った方が長期的に見れば得です。
セミナーに出る
会社員なら会社説明会、企業なら起業セミナーに出た方が役に立ちます。
確かにセミナーと言う形式上、現場の実情や生の声を聞く機会はあまり多くありません。
しかし、そこで人脈が広がる可能性もありますし、そもそもセミナーの全てが都合の良い情報だけを流しているわけではありません。
セミナーばかり出ても仕方がないので回数に関しては程々にすべきですが、複数のセミナーに出てそれぞれの情報を精査すると良いでしょう。
方法を決める
目的を定めて、それぞれの世界の実情なども知ったら、目的を実現させるための手段を考える必要があります。
どの業界でどんな働き方をするのか?これを決める方法をそれぞれ解説していきます。
業界を決める
業界、と言うと何となくで決めている人が多いですが、この辺も良く考えておく必要があります。
例えば人生に安定を求めている人であれば、新規参入のハードルが高く、組織力や高額な設備投資を必要としている業界に行くべきです。例えば医療機器や製薬、公務関連などでしょうか。
それに対して、人生や仕事に楽しさを求めている人であればその逆、つまり新規参入のハードルが低く、そこまで高い組織力や高度な設備を必要としていない業界に行くべきです。例えばITや不動産、飲食などです。
職種を決める
業界を決めた後は職種、つまり仕事内容を決める必要があります。当然、仕事内容が違えば貰えるお金や働き方も変わります。
人生に安定を求めている人であれば、公務員や経理、ITエンジニア以外の職業が良いでしょう。安定している、もしくは手に職をつけられるような仕事を目指すべきです。
人生や仕事に楽しさを求めている人であれば、ITエンジニアや営業、もしくは社長などの仕事を選ぶべきです。こちらは前者と反対に、自分の頑張り次第で給与等の条件をいくらでも有利にも不利にも出来ます。また、何かに没頭できる、若しくは没頭したいという人はこの働き方はとても向いています。
働き方を決める
職種まで決めたら働き方も決めた方が良いでしょう。
正社員で働くのが良いか?それともフリーランスで働くのが良いか?この2つは大きな差があります。
近年はITエンジニアやシナリオライター等だけでなく、幼稚園の先生や看護師などもフリーランスで働く人が増えているので、此方も考えてみると良いでしょう。
経験してみる
理屈や仮説が組みあがったら、実際に体験してみると更に効果的です。
単に向いているかどうかだけでなく、自分に足りないものは何か、という点も早い段階からはっきりさせる事が出来ます。
インターン
希望している業界や職種でインターンとして働くと、働き方や自分の将来像がよりイメージしやすいです。
無給なところが多いですが、多少の給料が出るところも多いです。
仮に無給でも、入社試験の際に有利になったり、独立した時の人脈に出来たりと、自分の適性を見極める事以外にもメリットが多いです。
アルバイト
アルバイトは立派な雇用契約なので、インターンよりも更に臨場感のある体験が出来ます。
仮に現時点で雇用契約を結んでいたとしても、年間20万円までなら確定申告の必要が無いので、会社にはばれません。(ただし、アルバイト先に事情を説明する必要はあります。)
クラウドワークス等でしたら、上記のような手続きを踏む必要もありません。
働きながら自分の適性を見極める事が出来るので、転職希望者にとってはなかなか魅力的な選択肢だと思います。
起業
近年は学生企業なども流行っているので、いっそ最初に起業してみるのもありです。
起業自体はお金がかかりませんし、ビジネス次第では元手0円で始められる物もあります。
会社員をやりながらのダブルワーク、若しくは学生のうちに起業して、仕事に対しての楽しさや将来性を見込めるようになったら会社を辞める、若しくはそのまま経営者に落ち着く、という形でキャリアを形成する事も出来ます。
幸せな人生を定義できるのはあなただけ
世の中悪い意味でお節介を焼いてくる人間は沢山いるもので、そんな仕事辞めろとか、そんな安定していない業界の仕事をしても幸せになれない、とか言ってくるものです。
しかし、幸せかどうかは本人が決めるものなので、人から言われてもどうしようもありません。(経験が無いのにいきなりお店を始めたい、とかという事でしたら話は別ですが。ご家族にも多大な迷惑がかかる可能性があるので。)
どんな人生にしたいか、どんな仕事をしたいか、という事は人から言われたからではなく自分で考えなくてはいけません。
もしこの記事を読んで塾講した結果、フリーランスのITエンジニアになりたいという人が増えたら私も幸いです。